No.04
深岩石の採石を知る
私たちの暮らしと石材
鹿沼が誇る「深岩石」の歴史
「かぬまブランド」にも認定されている深岩石。古墳の石材や中世の石造物のほか、天保年間(1830〜1843)には蔵などの建材用として広く利用されていました。現代では壁や敷石など住まいのアクセントとして、さらにはコースターなど、私たちの暮らしに身近に取り入れられる、新たなアイテムに加工され、親しまれています。
「深岩石」の特徴
鹿沼の特産である深岩石は、火山灰が凝結した凝灰岩です。優れた耐久性と耐火性、耐湿性をもち、年間を通し屋内の気温を一定に保つ特徴があります。石という堅さはありながら、砂のような柔らかさを併せ持っています。
そのような材質がゆえ、時間経過と共に味わいを増していきます。
採石場の作業風景
鹿沼市笹原田の石山でしか採石されない貴重な深岩石。細く険しい山道の先にある採石場は、圧倒的なスケール感。機械や手作業で山の表面を切り出し、石を加工していきます。切り出した原石の大きさは約33cm × 38cm × 94cmで約200kg。用途に合わせて1.5㎝の薄さまでスライスできます。
深岩石切り出しの様子
深岩石切り出しの様子
見出し見出し見出し
深岩石切り出しの様子
「深岩石」の魅力
鹿沼市で長年私たちの暮らしと共に生きてきた深岩石。曽祖父の代から営んできた私達としては、使ってくださる皆さまが、色合いや風合いなどを自由に感じていただけるところに魅力があると思っています。人工的に作れないものだからこそ、限りある自然の資源の価値を知っていただき、大切に使ってくださることを願っております。
深岩石は、鹿沼市内に点在する名所や建物の多くに使われています。
ぜひ足を運んでいただき、深岩石の歴史や魅力にふれてみて感じてください。
鹿沼市睦町 287-14
0289-62-8272
AM9:00 ~ PM5:00(最終入館PM4:30)
月曜(祝日の場合営業)、祝日の翌日、年末年始
鹿沼市睦町1956-2
0289-60-7890
AM9:00~PM5:00
月曜(祝日の場合営業)、祝日の翌日、年末年始
鹿沼市役所
鹿沼市今宮町 1688-1
0289-64-2111