日照りが続き大旱魃となった1608年、今宮の神に雨乞いをし、雷雨が起こったことに感謝して鉾や榊を奉納したのがはじまりといわれています。2日間開催される内、初日は20台以上の氏子各町の彫刻屋台が鳥居をくぐり今宮神社の境内に参集する「繰り込み」から始まり、夜になると境内に勢揃いした彫刻屋台が一斉に提灯をともし、お囃子とともに各町内へ帰る「繰り出し」が行われます。
2日目は、市の中心部を彫刻屋台が曳き回され、交差点で屋台同士が向かい合い行われるお囃子の競演「ぶっつけ」は最高潮の盛り上がりをみせます。江戸時代の祭の伝統と粋を今に受け継ぐ、県内随一の歴史的なお祭りです。