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彫刻屋台で感じる 鹿沼秋まつりとの出会い

絢爛豪華な彫刻屋台の競演

鹿沼秋まつりは、豪華な彫刻が施された彫刻屋台が市内を練り歩く活気あふれる祭りで、県内はもちろん県外からも多くの人が訪れます。彫刻屋台は4つの施設で常時見学できるほか、屋台を象った菓子などもあります。

Yatai Monaka

職人の技術の粋を集めた菓子

彫刻屋台を象った『元祖屋台最中』は、まだ鹿沼秋まつりが今ほど盛大でなかった昭和30年代、松月の先代店主が、祭りとともに市を盛り上げたいと考案した菓子。複雑な彫刻屋台を見事に再現する最中は、職人泣かせとも言える細やかな作業の結集。吟味された素材と職人の技が生み出す至極の味わいは、鹿沼を代表する銘菓の1つとして長く愛され続けています。

和菓子司 松月

鹿沼市麻苧町1550
0289-64-2558
AM9:00~PM6:30
木曜

動く陽明門ともいわれる絢爛豪華な彫刻屋台。その多くは、日光東照宮修営に携わった職人が冬に日光山を下り、江戸と日光を結ぶ宿場町であった鹿沼で製作したものです。市内には、今宮神社氏子町の屋台27台をはじめ周辺の神社まで含めると、計40台の屋台が現存しています。秋まつり初日の夜、今宮神社境内に並ぶ姿はまさに「勇壮優美」。まるで時代絵巻を見るようです。鹿沼市内にある展示館には屋台が常設展示されており、その見事な彫刻を間近で見ることができます。

鹿沼市銀座1-1870-1
0289-60-6070
AM9:00~PM5:00 (入館はPM4:30まで)
月曜(祝日の場合営業)、祝日の翌日、年末年始

鹿沼市睦町1956-2
0289-60-7890
AM9:00~PM5:00
月曜(祝日の場合営業)、祝日の翌日、年末年始

鹿沼市麻苧町1556-1
0289-64-6131
AM9:00~PM5:00
火曜(祝日の場合営業、翌日休)、年末年始

鹿沼市仲町1610-1
0289-62-1172
AM9:00~PM5:00
火曜(祝日の場合営業、翌日休)、年末年始

今宮神社周辺

【問合せ先】
鹿沼秋まつり実行委員会事務局
(鹿沼市観光交流課内)
鹿沼市今宮町1688-1
0289-63-2188

「国指定重要無形民俗文化財」
「ユネスコ無形文化遺産」

日照りが続き大旱魃となった1608年、今宮の神に雨乞いをし、雷雨が起こったことに感謝して鉾や榊を奉納したのがはじまりといわれています。2日間開催される内、初日は20台以上の氏子各町の彫刻屋台が鳥居をくぐり今宮神社の境内に参集する「繰り込み」から始まり、夜になると境内に勢揃いした彫刻屋台が一斉に提灯をともし、お囃子とともに各町内へ帰る「繰り出し」が行われます。
2日目は、市の中心部を彫刻屋台が曳き回され、交差点で屋台同士が向かい合い行われるお囃子の競演「ぶっつけ」は最高潮の盛り上がりをみせます。江戸時代の祭の伝統と粋を今に受け継ぐ、県内随一の歴史的なお祭りです。

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